川田歯科医院
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2017年7月2日
先日、「小児成育歯科」の講演会に出席しました。
色々な話しをお聞きする事が出来ましたが、中でも興味を引いたのが「卒乳の時期」と「舌小帯の切除の必要性」と「おしゃぶり」についてでした。
「卒乳の時期」 については、母乳はほぼ完全な栄養を含み、アレルギーは無く、免疫効果があり、愛着の形成も進む絶対的なものではあるが、その反面糖分の摂取により付着性の高いプラークを形成する。結論としては、離乳食を始め一歳過ぎたら卒乳へ。”噛むのと吸うのは違う”
「舌小帯の切除の必要性」 については、簡単に言うと機能的な問題が無ければそのままでOK。発音障害や舌が動かない時、舌小帯強直症以外は切除の必要は無しと考えていいとの事。
「おしゃぶり」 については、長時間、長期間の使用はダメ。一歳過ぎたら使用中止へ。
2017年5月3日
川田歯科医院は駅近という立地から近隣に美容室が多く、美容師さん達が多く来院されます。皆さんお若くお洒落で、一生懸命ガンバッテ仕事をされている方ばかりで関心させられます。ただ、お話を聞いていると「虫歯は美容師さんの職業病?」とも思える1つのパターンが見えてきます。多くの美容室では昼休みの時間が設定されておらず、きちんと昼食を摂る時間が無いことが当たり前となっているようです。何も食べていないのかと言うとそうではなく、隙をついてちょこちょこスタッフルームでお菓子やジュースなどを掻き込んでしのいでいるようです。
虫歯予防で一番注意しなくてはならない事は、「糖分の摂取頻度」です。スタッフルームで空腹を癒すためにお菓子や糖分の入った飲み物を頻繫に摂っていては、口腔内の糖分濃度が一日中高く推移し虫歯になるリスクは高まってしまいます。ゆっくり休みしっかり昼食を摂ることは難しいと思いますが、可能な限りお腹を満たす”食事”を摂るように心掛けて下さい。満足した”食事”を摂っていれば頻繫に間食を食べる欲求も必要も無くなるはずです。糖分には満腹中枢を刺激する作用があり一時的に元気になった感覚になりますが、本当の栄養を摂取した訳ではありません。虫歯だけでなく成人病のリスクも高まります!!
美容師さんに限らず忙しい生活をしている方々に多い傾向と思われますが、お菓子や糖分の入った飲み物で自分を誤魔化さずに可能な限り”食事”を摂って下さい。そして「糖分の摂取頻度」の減少を心掛けて下さい。